戦国時代の三英傑、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康
この3人の性格を表す有名なホトトギスの句があります。その3人が、現代社会にタイムスリップをして株式投資を行ったらどんな結果になるのか、それぞれの性格を投資スタイルに当てはめて考えてました。
戦国時代を駆け抜けた三英傑、果たして投資の世界ではどんな投資スタイルを行うのでしょうか?
ホトトギスの句
泣かぬなら 殺してしまえ ホトトギス 織田信長
泣かぬなら 泣かせてみせよう ホトトギス 豊臣秀吉
泣かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス 徳川家康
これは、3人の戦国武将の性格を端的に表したと言われている有名な句です。この3人が現代社会において投資を行ったら、どのような結果になるのか、それぞれの性格と投資スタイルと見ていきましょう。
⚠︎あくまでもこの句から想定される人物イメージの仮説です。実際の人物とは異なるためご了承ください。
天下布武 織田信長
「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」から連想される投資スタイルは、「大胆なトレードをする短期投資家」
信長のこの句は「自分の思い通りにならないなら強引にでも変えてしまえ」という強い意志を表しています。
この性格を投資に当てはめると
・短期トレードやデイトレードを好む
・リスクを恐れずに大胆な決断を下す
・市場の動きを見極めて一気に利益を狙う
といった特徴に当てはめることができます。
信長タイプの投資家は、チャートを見ながら短期間で利益を出すトレーダーに向いていると考えられます。
例えば、
・決算発表後の急騰銘柄に飛び乗る
・米国市場の動きを先読みして日本市場で先回り投資をする
・ボラティリティ(値動き)の大きい銘柄で一発勝負を仕掛ける
といった戦略を取るでしょう。
しかし、短期トレードは大きく勝てる可能性がある反面、損失を出すリスクも高いのが特徴です。信長のように「ダメなら見切る」というスタイルは潔くて強いですが、相場が読めなかった場合、資金を一気に失うリスクも伴います。まさに、「勝つときは大勝ち、負けるときは一瞬で退場」となりかねないでしょう。
戦略家 豊臣秀吉
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」から連想られる投資スタイルは、「アイデアで利益を生み出す成長株投資家」
秀吉のこの句は「どうにかしてホトトギスを鳴かせる=状況を変える努力をする」ことを表しています。
この性格を投資に当てはめると
・流行の銘柄を先取りするのが得意
・新しい市場に柔軟に対応できる
・アイデアや情報収集を駆使して投資判断をする
といった特徴に当てはめることができます。
秀吉タイプの投資家は、成長株(グロース株)投資に向いていると考えられます。
・新NISAを活用して将来性のある企業に投資する
・SMR(小型モジュール炉)などの新興分野の株を狙う
・経済ニュースや企業の戦略を分析し将来有望な企業を見つける
こういった戦略を取ることで、大きな利益を狙います。
ただし、成長株は将来性が期待されている一方で、「思ったほど成長しなかった」となると大きく株価が下がることもあります。秀吉のように「状況を変える力」がある人ならうまく波に乗れますが、タイミングを見誤ると失敗する可能性も高いのが特徴です。
忍耐 徳川家康
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」から連想される投資スタイルは、「我慢強く長期投資するインデックス投資家」
家康のこの句は「焦らず、じっくりと機が熟すのを待つ」ことを表しています。
この性格を投資に当てはめると、
・長期投資を基本とする
・短期の値動きに一喜一憂しない
・コツコツと資産を積み上げる
といった特徴に当てはめて考えることができます。
家康タイプの投資家は、インデックス投資やバリュー投資に向いています。
・S&P500やオールカントリーなどの投資信託を積立投資する
・10年〜20年の長期視点で資産を増やす
・リーマンショック級の暴落があってもむしろ買い増しのチャンスと捉える
こういった戦略を取ることで、確実に資産を増やしていきます。
家康のように「待つ」ことができる投資家は、相場の浮き沈みに振り回されず、安定したリターンを得やすいです。特に新NISAの長期運用では、家康タイプの忍耐力が最大の武器になります。
まとめ
3人の投資スタイルを見てみると
•信長タイプ → 一発当てて勝つ時は大勝ち
•秀吉タイプ → 成長株投資へ投資してうまくいけば大きく儲かる
•家康タイプ → 長期でじっくり増やすため安定したリターン
という違いがあります。皆さんはどのタイプだったでしょうか?
投資初心者へのおすすめは?
いずれも、それぞれの投資スタイルのため良し悪しは図れません。ですが、投資初心者が目指す、参考にする投資スタイルは家康タイプです。
短期トレードでは、大勝ちすることも可能ですが、投資初心者はリスクを伴う可能性が高く市場から退場してしまいます。また、成長株(グロース株)投資も将来性が期待されている一方で、「思ったほど成長しなかった」となる可能性があります。逆に、S&P500指数や全世界株式などのインデックス投資を長期視点で続けることで、資産を増やしていける可能性が高くなります。
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう」の精神こそ、投資で初心者において成功する秘訣なのかもしれません。
この記事を読んで、「自分はどのタイプだろう?」と考えた方もいるかもしれません。
もし「自分は短期売買を繰り返して、なかなか利益が出ない」と感じているなら、家康タイプの長期投資を意識してみるのも一つの手です。
時間を味方につけた「家康投資法」で、着実に資産を増やしていきましょう!
資産運用を始めたい方や始めたばかりの方はこちら(NISAの概要、メリット、注意点)をご参照ください。