はじめに
そんなふうに思っていませんか?
かつての私もそうでした。「節約なんて続かない」「遊びに行くのや友達との時間を削ってまで貯金はしたくない」と、何か特別なことをしたり我慢が必要だと感じていました。
でも実は、最初の100万円・200万円を貯めるのに大きな収入アップやストイックな我慢も必要ありません。大切なことは、再現性のある方法をコツコツと継続するだけです。
私自身、特別なことは何もせず、普通に飲みに行ったり友人と出かけたりしながら、1年で200万円を貯めることができました。
この記事では、私が実際にやってきた誰でもできる節約のコツや、実際の家計簿も含めてご紹介します。
貯金達成までの収入と目標設定
まずは、貯金を始めた時点の私のプロフィールです。
・社会人12年目(独身・一人暮らし)
・手取り月収:約27万円
・賞与(ボーナス):年2回、各手取り約50万円
・貯金目標:1年間で200万円
「貯金なんてムリ」と思っていた私が、たった1年で200万円を貯めることができた方法は、シンプルかつ誰でも今日から実践できる内容です。これらの仕組みを実践するだけで、無理なく自然と貯金が増えていきました。具体的に何を実践したかというと、以下の5つの方法です。
① 固定費の見直し
② 自炊の習慣
③ マイボトルで毎日節約
④ ふるさと納税で生活費を圧縮
⑤ 楽天ポイント活用と店舗公式アプリ
これらを実践しつつ先取り貯金(毎月10万円・ボーナスの約8割:80万円)を行い、あとは特に何もしていません。普通に友人と出かけたり必要なものは購入しながら、目標である1年後に200万円の貯金を達成することができました。
実際の家計簿(2023年2月)公開
節約を始めた当初のリアルな家計簿をご紹介します。
月の支出は17万円以内に抑え、月10万円の貯金を目標に設定していました。
2023年2月の家計簿
項目 | 金額(円) | 備考 |
家賃 | 65,000 | 1人暮らし |
駐車場代 | 5,000 | 月極駐車場 |
電気代 | 8,285 | 変動あり |
ガス代 | 7,568 | 変動あり |
NHK受信料 | 3,900 | 2カ月に1回請求 |
楽天ミュージック | 780 | サブスク |
固定費合計 | 90,533 | |
食費 | 25,664 | 社員食堂+自炊中心 |
交際費 | 21,520 | 飲み会・おでかけ |
娯楽費 | 9,886 | チョコレート・傘・バック |
日用品 | 11,404 | ドラックストア・楽天市場など |
総支出合計 | 159,007 |
【メモ】
・電気代とガス代
月によって変動があります(特に冬場や夏場は電気代が高くなることも)
・水道代
私の住んでいる地域は2カ月に1度の請求のため、当月は請求がありませんでした。だいたい2カ月で3,000〜3,500円程度となっています。
・サブスク
楽天ミュージックとAmazon primeに加入していますが、Amazon primeは年会費で加入しており当時の値段で年4,900円でした。その他にもNetflixなどのサブスクにも加入していましたが、動画配信サービスは1つに絞り、その他の使用していないサブスクは解約をしました。
・食費
主に自炊中心の生活ですが、昼食は社員食堂を利用しており1食350円です。当月は19日出勤したため6,650円で、自炊分はスーパーを利用して19,014円でした。
・交際費
飲み会に9,000円とランチ1,000円、その他は県外へも出かけたため交通費なども含んでいます。
・娯楽費
チョコレートがすごく好きで冷蔵庫に常にキープしていて、当月は2,397円分を購入(楽天市場利用)しました。また、翌月に旅行の予定があったため、折り畳み傘と小さなカバンを楽天市場で購入しました。これらの購入品は、楽天マラソンが開催されている時期に購入したため、ポイントを効率よく貯めることができました。
・日用品
100円均一で770円、ドラックストアで3,737円、楽天市場で6,897円の内訳となっています。
・ガソリン代と通信費
これらは毎月、楽天ポイントを活用しているため実質タダです。
節約術① 固定費の見直し
・スマホ代を楽天モバイルへ変更 → 月約5,000円の削減(ソフトバンクから乗り換え)
・使用していないサブスクの解約 → 残したのは楽天ミュージック(780円)とAmazonプライム(年会費4,900円)のみ
以前の記事でも紹介しましたが、一度の見直しで大きな効果が期待でき、持続する再現性のある節約方法が【固定費の見直し】です。そのため、固定費の見直しは真っ先に見直すべきポイントであり、私は上記の固定費削減を実施し、毎月約1万円の支出カットに成功しました。
節約術② 自炊の習慣
・コンビニ・外食を減らして基本は自炊
・スーパーアプリのクーポンや割引券を活用
・ふるさと納税でお米・お肉を返礼品として選択
・昼食は社員食堂(350円)を利用
日々の食費はコツコツと見直していくことで、大きな成果になります。外食とコンビニの回数を減らし自炊を行った結果、月1~2万円の節約になりました。
節約術③ マイボトルで毎日節約
・ペットボトル(150円/日)× 20日 = 月3,000円
・年間で36,000円の出費
毎日のペットボトル代も積み重なれば年間数万円になります。そのため、お気に入りのマイボトル(5,000円)に切り替えたことによって、1ヶ月半で元が取れ、以降はずっと節約が継続しています。
節約術④ ふるさと納税で生活費を圧縮
・お米・肉・洗剤・トイレットペーパーなど日常的に使用するものを選択
生活に必要な食品や日用品を、ふるさと納税の返礼品でまかなうことで生活費を大幅にカットできます。注意点として、世帯や収入によって上限額が異なるため、控除上限を計算し無理のない範囲で賢く活用することがポイントです。
節約術⑤ 楽天ポイント活用と店舗公式アプリ
・楽天市場で日用品を購入
・楽天ふるさと納税でさらにポイント還元
→ 貯まったポイントはガソリン代や携帯料金に充当
ポイントは、「貯める」だけではなく「使う」ことも重要なポイントです。支出が実質ゼロになる項目が増え、気づけば「自然とお金が貯まる仕組み」が出来上がりました。
・店舗公式アプリの活用
スーパーやドラックストアの公式アプリを利用することで、必要な購入品に対してクーポンが発券されていれば利用していました。また、ポイントが貯まると500円の割引券がもらえたり、精算もクレジットに絞ることでポイントの二重取りを実施していました。
1年で200万円貯めたコツ
節約の基本は3つの柱です。
・先取り貯金で「使う前に貯める」
・固定費・変動費・ポイントをうまく使い分ける
・我慢ではなく、仕組みと習慣化を意識すること
無理な我慢は続かないため、自分に合った「ラクな節約法」を実践していくことが重要です。
まとめ
私が1年で200万円を貯めたのは、特別な才能や投資スキルがあったからではありません。固定費を見直し、自炊し、楽天ポイントやふるさと納税など誰もが利用できるサービスを使っただけです。今日からできることを、「やる」と決めて続けることが、未来の自分のための最大の投資になります。少しずつの積み重ねが未来を大きく変えてくれます。この記事を読んでくれた方も自分なりの節約方法を見つけて、無理なく未来の資産を築いていきましょう。