S&P500とオール・カントリー(全世界株式)のどちらを選ぶべきか迷う人は多いです。
そのため、「じゃあ、両方を半々で買おう!」と思ったことがある方は、自分以外にも多いはずです。
では、この方法は合理的なのでしょうか?
みなさんの疑問にメリット・デメリットを交えて詳しく解説します。
結論
半々で買うのは分散にはなるが、効率が良いとは言えない
S&P500とオールカントリーを半々で買うことでリスク分散にはなるものの、オールカントリー自体がすでに米国株を多く含んでいるため、分散効果がそこまで高くなるわけではありません。
それぞれの特徴
S&P500
・米国の主要500社に投資
・過去のリターンが高い
・米国経済の成長に依存
オールカントリー(全世界株式)
・世界中の企業に投資(米国比率約60%)
・地域分散ができる
・米国が低迷しても他の地域でカバー可能
半々で持つメリット・デメリット
メリット
・米国以外の比率を少し上げられる
・精神的に安心感がある(米国依存度を減らせる)
デメリット
・結局米国比率が高いため、分散効果は限定的
・購入手数料や管理がやや複雑に
まとめ
どちらか1本に絞るのがシンプル
結局のところ、S&P500かオールカントリーのどちらか1本に絞るほうがシンプルで管理しやすくなります。どちらにするか迷ったら、自分のリスク許容度や投資の目的に応じて選びましょう。
【参考記事】
【初心者向け】eMAXIS Slim S&P500とオール・カントリーを徹底比較!どちらを選ぶべき?