はじめに
新NISAを始めるにあたって、「どの銘柄を選べばいいのかわからない…」と悩む初心者の方は多いのではないでしょうか?そんな中で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、圧倒的な人気を誇る投資信託として知られています。
では、なぜ「eMAXIS Slim S&P500」と「eMAXIS Slim 全世界株式」が人気で初心者にもおすすめのインデックスファンドなのか?今回はこの2銘柄について解説したいと思います。
シンプルさと長期運用に適している
シンプルな運用で初心者でもわかりやすい
どちらのファンドも、「特定の指数(インデックス)」に連動する運用を行うインデックスファンドです。これは、個別銘柄を選ぶ必要がなく、長期的に積み立てるだけで市場の成長の恩恵を受けられる仕組みになっています。特に初心者にとって、難しい売買判断が不要である点が大きなメリットです。
コスト面(信託報酬)
コストが業界最安水準で、長期投資に最適
投資信託を運用する際には「信託報酬(運用コスト)」が発生しますが、eMAXIS Slimシリーズは業界でも最安水準の手数料を誇ります。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) → 年率0.0814%
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) → 年率0.05775%
低コストで運用できるため、長期運用に向いています。
成長に期待できる投資信託
長期的な成長が期待できる優良な投資対象
・S&P500(米国株)
過去数十年間にわたって右肩上がりの成長を続けており、今後も米国経済の成長を取り込める可能性が高いです。
・オール・カントリー(全世界株)
米国を含む世界47カ国に分散投資するため、特定の国に依存せず、世界経済全体の成長の恩恵を受けられる可能性が高いです。
これらの理由から、投資初心者でも安心して長期的な資産形成を目指すことができるのです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
S&P500は、米国の代表的な株価指数で、アメリカを代表する500社の大型企業で構成されています。AppleやMicrosoft、Amazonなどの世界的企業が含まれ、米国経済の成長を反映する指数として注目されています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の特徴
このファンドは、S&P500指数に連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。これ1本で米国の主要企業に分散投資できるため、個別銘柄を選ぶ手間がかかりません。少額投資が可能で、初心者でも簡単に米国市場へ投資できます。
おすすめの理由
⒈ 米国市場の成長性
過去の実績を見ても、米国株式市場は長期的に右肩上がりの成長を続けています。
2. 分散投資の効果
500社に分散投資することで特定の企業に依存せずリスクを軽減できます。
3. 低コスト
信託報酬が年率0.0814%と低く、長期運用でもコスト負担が少なくなります。
信託報酬と過去のパフォーマンス
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は年率0.0814%と業界最低水準。過去のパフォーマンスを見ると、S&P500指数に連動いるため、長期投資をすることで高いリターンを期待できます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
オール・カントリーは、世界47カ国の株式市場を対象とした投資戦略です。米国、日本、欧州などの先進国だけでなく、新興国も含めた幅広い企業に投資することで、地域分散効果を高められます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の特徴
このファンドは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)に連動する投資成果を目指します。約3,000銘柄に投資することで、世界の経済成長を幅広く享受できるのが特徴です。
初心者におすすめの理由
1. グローバル分散投資
米国以外の国々にも分散投資でき、世界全体の成長を取り込めます。
2. 安定した運用
特定の国や地域に依存しないため、一部の市場が不調でも他の地域でカバーできます。
3. 低コスト
信託報酬が年率0.05775%と低く、長期運用に適しています。
信託報酬とリターンの傾向
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は年率0.05775%。長期投資をすることで、世界経済の成長を取り込みながら安定したリターンを狙えます。
S&P500とオルカンの比較
投資対象の違い
・S&P500 → 米国の主要500社に投資
・オール・カントリー → 世界47カ国、約3,000銘柄に投資
S&P500は米国市場の成長を信じる人向け、オール・カントリーは世界全体の成長を取り込みたい人向けです。
リスクとリターンの違い
・S&P500 → 米国経済の成長が続けば高いリターンを期待できますが、米国市場に依存するリスクもああります。
・オール・カントリー → 世界全体に分散されるため安定しやすいですが、リターンは米国株よりやや控えめになる可能性があります。
項目 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim 米国株式全世界株式(オール・カントリー) |
投資対象 | 米国の主要500社 | 世界47カ国・約3,000銘柄 |
構成比率 | 米国100% | 米国約60%、その他40%(日本・欧州・新興国含む) |
信託報酬 | 年率0.0814% | 年率0.05775% |
リスク・リターン | 米国市場に集中→ややリスクはあるが、リターンも期待できる | 全世界に分散→安定性が高い |
成長性 | 過去の実績から高い成長が期待できる | 世界経済全体の成長を享受 |
初心者向けの選び方 | 「米国の成長を信じる人向け」 | 「世界全体に分散したい人向け」 |
どちらを選ぶべきか?
•「米国の成長を信じる」→ S&P500
•「世界全体に分散投資したい」→ オール・カントリー
まとめ
どちらも優れた投資信託ですが、自分の投資スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。長期的に資産を増やしたいなら、S&P500とオール・カントリーのどちらを選んでも大きな間違いにはなりません。