前回のブログでも紹介した通り、新NISAは資産形成の強い味方であると同時に、資産形成を始めるために適した選択肢の1つです。
しかし、いざ始めてみようと思っても実際に何から手をつければいいの?と、始める前に挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。実は自分もそうでした。
そんな方のために、今回は新NISAの始め方(事前準備、口座開設までの流れ、実際に投資を始めるまでの手順)についてご紹介します。
新NISAとは?
資産形成の強い味方!!
通常、投資で得た利益に対しては約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用した利益には税金がかかりません。そのため、資産形成を効率的に進めるための制度であり、長期的に資産を増やしたい方にぴったりの仕組みです。
新NISAの3つのポイント
1. 年間の投資上限枠が最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
2. 生涯の非課税で投資できる枠が最大1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
3. 非課税期間が無期限
新NISAのメリット
1. 運用利益がずっと非課税!
2. 少額からコツコツ投資できる!
新NISAを活かすための注意点
1. リスクがあることを理解する
2. 投資商品を選ぶ際は「コスト」に注目
3. 生活防衛資金と投資資金を分ける
▼さらに詳しい内容に関しましては前回の記事をご参照ください
新NISAが向いている人は?
結論は、全員です!笑
とはいえ、以下の3つをポイントとしている方に向いています。
・投資初心者
少額から無理なく始められ、初心者にも安心な制度です
・節税したい
投資利益は非課税です
・長期的な視点で投資をしたい
長期目線で定期的に積み立てることで、資産が増える可能性が高いです
口座開設前に用意するもの
・マイナンバーカード
口座開設にはマイナンバーカードが必要です。
・本人確認書類
運転免許証やパスポートなど、住所が確認できる書類を準備しましょう。
・銀行口座
資金を移動するための銀行口座情報も用意しておきましょう。
知っておくべきポイント
証券会社の選び方
証券会社を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう
・手数料
取引手数料や管理費が安い証券会社を選ぶ
・取扱商品
自分の投資スタイルに合った商品が豊富にあるか
・使いやすさ
使いやすいアプリやウェブサイトがあるか
人気の高い証券会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などがあります。
口座開設の流れ
証券会社を決めたら公式ホームページを開き
1. 証券会社のウェブサイトで「新NISA口座解説」をクリックして口座開設を申し込む
2. 申し込み画面で必要事項を入力する
3. 必要書類を提出し、本人確認を完了させる
4. 証券会社からの口座開設完了の連絡を待つ(審査には通常1〜2週間程度かかります)
投資を始めるまでの流れ
証券会社から口座開設完了の連絡が届いたら、実際に投資を行うことができます。
1. 投資商品を選ぶ(商品の選び方)
初心者にはインデックスファンド(投資信託)がオススメです。実際にどの商品を選んだらいいかは後述しているため、こちら(初心者向けの投資信託)をご参照ください。
インデックスファンドとは、比較的低コストで市場全体に投資できる商品のことです。
2. 積立設定をする
投資する商品が決まったら積立設定を行います。積立する頻度(毎日や毎月)、金額(100円〜)、引き落とし方法(クレジットカード、銀行口座、マネーブリッジ)などを設定します。
初心者の方には毎月一定額を積み立てる方法をオススメします。理由としては、リスクを分散しながら(株価が高いときは少なく購入、株価が安いときは多く購入)運用できるためです。
新NISAの活用ポイント
1. 長期運用の考え方
新NISAは、非課税期間が無期限なため長期運用に最適です。長期運用で複利の効果を最大限に活かし、将来のための資産をコツコツと育てることがカギとなります。
2. 注意点やよくある疑問
・リスクはないのか?
投資には必ずリスクが伴います。そのため、毎月一定額を積立した分散投資を心掛け、短期的な株価の下落に惑わされることなく長期的に見ることが重要です。
・途中でお金を引き出すことはできる?
新NISAは原則として長期投資を前提にしていますが、途中で引き出しも可能です。ただし、利益確定した場合は非課税枠は翌年まで再利用できません。
まとめ
事前準備:マイナンバーカード、本人確認書類、銀行口座
口座解説の流れ:証券会社を決める → 証券会社のウェブサイトで口座解説の申し込み → 必要事項入力 → 必要書類の提出
投資を始めるまでの流れ:投資商品を選ぶ → 積立設定
新NISAは、長期的な資産を増やすための最適な制度です。非課税の力と複利効果を最大限に活かしましょう。