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節約・貯金

支出の削減は固定費から 〜 1度の見直しで持続する高い効果〜

家計の支出項目は「固定費」「変動費」の2つに大きく分けられます。

固定費(住居費・通信費・保険料など)

家計の支出のうち、毎月定額あるいはほぼ定額でかかる支出のことを言います。

変動費(食費・日用品・交際費など)

家計の支出のうち、毎月額が変動する支出のことを言います。

まずは、固定費や変動費が毎月どのくらいかかっているのか「家計の状態を把握」することが重要です。 これらの支出のうち、家計の改善を図るなら「固定費の見直しから始める」ことをおすすめします。

1度の見直しで持続する高い効果

固定費削減の最大のメリットは、1度見直してしまえば効果が高くそれが持続する点です。例えば、スマホのプランを変更することで、毎月数千円の節約が持続的に続き、その後の家計管理に大きく貢献します。

変動費は、(例えば)数円でも安い品物を求めるためにスーパーや薬局をはしごしなければなりません。しかし、手間の割に得られる効果は低く、負担のかかる節約は長続きしません。それに比べて固定費の削減は、一度の手間で月に数千円から数万円の高い効果が得られるため、効率的かつストレスのない節約を継続して行うことができます。

では、具体的にはどのように固定費の見直しを実行すれば良いのか、項目別にご紹介いたします。

スマホ代

スマホ代は、契約しているキャリアを見直すことで、月々の通信費削減を行うことが可能です。特に大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)を契約している方は、削減できる効果が大きいです。

1. スマホプランの見直し

・20GBのプランに加入しているがデータ容量が毎月余っている

→この場合、加入しているプランよりも安いプランが存在する可能性があります。

・LINE通話は利用するが、通常の電話機能はあまり利用しない

→LINE通話だけの利用でしたら、通話し放題のオプションの解約をすることも検討が必要です。

2. サブブランドへ乗り換え

・ソフトバンクを利用→「 Y!mobile 」

・auを利用→「 UQ mobile 」

これらのサブブランドへ乗り換えることで月額料金が安くなるほか、通信品質に影響する電波や回線はメインブランドと同じ(格安SIMの場合は通信速度の低下の可能性あり)ため、使用していてもあまりストレスを感じずに済みます。

3. 通信キャリアの乗り換え

月々のスマホ代をさらに安くしたい方は、通信キャリアの乗り換えを検討してみましょう。

・大手低価格プラン(ahamo、POVO、LIMEMOなど)

・格安SIM(楽天モバイル、日本通信SIMなど)

これらのプランは乗り換えることで大幅にスマホ代を削減できる可能性が高いです。

住居費

1. 安い物件に引っ越す

賃貸は職場との距離や利便性などを元に決める場合が多いと思います。そのため、近隣の似たような物件の家賃相場を調査し、現在住んでいる賃貸が高いと感じている方は引越しをお勧めします。

2. 断捨離

所有物が多いがために広い部屋に住み「モノのために高い賃貸を払っている」という方は、思い切って断捨離を行い狭い部屋で暮らせるくらいの所有物にすることも一つの手かもしれません。固定費の大半を占めるのが「家賃」であり、家賃を低くすることで大幅な固定費削減効果が期待できます。

保険料

1. 車両保険

車両保険に入っている方も多いと思いますが、車両保険をつけることで保険料が大幅に上がってしまいます。車両保険で補償される上限額は契約時や更新時に決める車両保険金額ですが、車の時価相当額を元に保険会社が提示する範囲で設定され自由に決めることはできず、修理費用が車両保険金額を上回っていても車両保険金額までしか補償されない可能性があります(新車特約は例外)。また、中古車や購入してから年数が経っている場合は十分な保険金額を設定できないケースが多いです。

車両保険の年間平均金額は普通車で72,331円、軽自動車で54,806円であり、若ければ事故率が高いとされ保険料がさらに高い傾向にあります。年間の車両保険料を貯金に回すことでいざというときに貯金で賄えることが多く、保険料を安くしたい方は車両保険の必要性を見直す必要について考えてみましょう。

2. 医療保険

不必要な民間保険は避け、公的医療保険と貯金で備えることで医療保険料の見直しが行えます。理由としては、医療費が高額となった場合には高額医療制度が適応となるからです。高額医療制度とは、「医療費が月にどれだけかかっても自己負担限度額を超えた分は国が負担してくれる制度」です。そのため、医療費が月に100万円かかったとしても3割負担の30万円になるのではなく、自己負担額は8万円程度で済むことがほとんどです。

必要な保険

本当に必要な保険は以下の3つです。

掛け捨ての生命保険(独身の場合などは不要)

→万が一の場合に備えて、子供の養育費や教育費を残しておくことができる保険です。

火災保険

→災害などで建物が損害を受けた場合に、復旧のための費用を補償する保険です。

対人・対物賠償責任保険

→人身・物損事故を起こした際に補償される保険です。

これらの保険は、ネット保険を利用することでさらに安くなる可能性があります。

サブスクリプションサービス

動画や音楽、漫画など月や年単位など一定期間で利用料金が発生するサービスのことです。ライフスタイルの変化に伴い使用しなくなったサービスはすぐに解約しましょう。利用頻度が少ないものに関しても、いつでも再加入が可能なサービスがほとんどのため、一度解約を検討してみましょう。サブスクの利用状況はクレジットカードの利用履歴や携帯の設定画面から確認できます。

光熱費

2016年より、ガスや電気の契約会社の乗り換えが自由となりました。スマホやパソコンで、それぞれの料金がどのくらい安くなるかシミュレーションのできるサイトもたくさんあります。月々の光熱費が高いと感じている方は、契約会社の乗り換えの検討をおすすめします。

まとめ

上記で紹介した固定費削減方法は「今すぐ実行できて効果が持続する」方法です。

一度の見直しで大きな効果が期待でき、持続する再現性のある節約方法です。

ぜひ皆さんも実行に移して、資産形成への第一歩を踏み出せればと思います。

ABOUT ME
fromseedtotree
初めまして。35歳の医療従事者です。 2年前までは貯金ゼロ、その日暮らしの生活を行っていました。 そこからお金の知識を学び、行動に移して、少しずつ資産を形成している途中です。 資産形成を始めて、重要なことは知識と行動力だと感じました。 そのため「資産形成の第一歩を踏み出したい」と思っている方にとって、少しでもお役に立てる情報を発信していきます。 昔の自分と同じように、まだ貯金が少なく不安な方も、今から一歩を踏み出せば未来はきっと変わります。