ふるさと納税とは
「ふるさと納税」とは、自治体への寄付を通じて税金の控除を受け、寄付を行った自治体から返礼品がもらえる制度です。具体的には、2,000円を超える寄付額に関しては、所得税の還付や住民税の控除を受けられ、実質的な自己負担額は2,000円のみで、返礼品やポイントを受け取ることができる仕組みのことを言います。
つまり、支払う予定の税金（所得税・住民税）を前払いして、実質負担額2,000円で様々な返礼品を受け取れる制度です（仲介業者サイトでのポイント付与サービスで、ほとんどの場合は自己負担額2,000円分以上のポイントがつきます）。
特に、返礼品として食品や日用生活品を選ぶことで、日常の支出を抑えることができ、節約効果が高まります。その結果、浮いた分を貯蓄に回すことができ、資産形成の一助となります。また、節約効果の他にも、サービスや体験型、オーナー権などバラエティに富んだ返礼品も選択肢としてあるため、「今年のふるさと納税は何にしようかな？」と選ぶ時間も楽しくなります。
今回の記事では、自治体と個人の豊かな暮らしを繋ぐふるさと納税制度の魅力と活用方法をさらに詳しくご紹介していきます。
ふるさと納税の魅力
1. 応援したいで自治体に寄付ができる
復興支援や教育・福祉、子育て支援など寄付の目的に合わせて自治体の応援ができます。
2. お礼の品がもらえる
寄付した自治体から感謝のしるしとして、地域の名産物などの返礼品をもらうことができます。
3. 節税控除が受けられる
寄付金額から2,000円を差し引いた額が所得税や住民税から控除されます。
4. ポイントも貯められる
還元率の高いクレジットカードで決算することで、ポイントも貯められます。
※ほとんどの場合は自己負担額2,000円以上のポイントが付きます
ふるさと納税、簡単3ステップ
1. 限度額を調べる
ふるさと納税サイトで年収や家族構成を入力して、寄付金の限度額を確認
2. 寄付をする
※楽天やYahoo、Amazonなどのさまざまなサイトで利用可能
自分が応援したい自治体（欲しい返礼品で選ぶ場合がほとんど）を選択し、必要情報を入力して寄付
3. 手続きを行う（翌年の2月中旬〜3月中旬）
ワンストップ特例申請または確定申告を行う
※6自治体以上に寄付をする場合は確定申告が必要
まとめ
ふるさと納税は税金の前払いを行うことで、返礼品やポイントをもらえるお得な制度です。現代社会の錬金術といっても過言ではありません。ただ税金を支払うだけではもったいないため、制度を有効に活用しお得に生活をしましょう。
【ポイント付与サービスに関しての注意点】
総務省は2024年6月、ふるさと納税におけるポイント付与禁止を全面的に廃止する方針を発表しました。この廃止措置は、2025年10月1日から全ての仲介サイトを対象に実施される予定です。ポイント付与がなくても十分にお得な制度ですが、よりお得にポイントも得るなら、2025年9月30日までに申し込みをしましょう。
