なぜお金の勉強が大切なの?
日本の学校では「お金」について教わることがほとんどありません。でも、社会に出たらいきなり自分でお金を稼いで、管理して、使わないといけません。
一方で、海外では子どものころからお金の教育をする国もあります。たとえばアメリカでは、学校で「貯金」や「投資」について学ぶ授業があることも。スウェーデンなどの北欧諸国では、幼いころから「お金の管理」について親子で話す習慣が根付いています。
日本では「お金の話はタブー」とされることもありますが、少しでも知識を持っていれば、大人になったときに困ることが少なくなります。だからこそ、子どものころから「お金の基本」を知っておくことが大切なんです。
本記事では、親子で楽しく学べる「お金の基本」をわかりやすく紹介します。
ぜひ、親子で一緒にお金について話すきっかけにしてみてください!
お金って何?どうして大事?
▶ お金は「ありがとう」と交換するもの!
むかしの人は物々交換をしていたけど、「お金」ができたことで、いろいろなものとスムーズに交換できるようになった。
たとえば、お米をもっている人が魚をたべたいとき、お魚をもっている人と交換しなければいけない。でも、相手が「お米はいらない」といったら交換できない…!そんなときに、お金があれば、魚を買うことができる。
✅ 親子でかんがえてみよう!
・お金がなくなったら、どんなことが困るかな?
・もし世界からお金がなくなったらどうなる?
お金はどうやって手にいれる?
▶ お金は「お仕事」をしてもらうもの!
おうちの人は「お仕事」をして、お給料をもらっている。
これは、働くことで「ありがとう(価値)」を提供して、その対価としてお金をもらっている。
✅ 親子で話してみよう!
•どんなお仕事があるかな?
•将来どんなお仕事をしてみたい?
また、お金を手に入れる方法には、「働く」以外にも「お金を増やす」方法がある。それについては、次の章で説明!
お金を使うときの大事なルール
お金は「使う」「貯める」「増やす」の3つの使い方がある!
① 使う(必要なものにお金を使う)
食べ物や学校の道具、大切なものにお金を使う。
でも、なんでも好きなだけ買ってしまうと、お金がなくなっちゃう!
例えば、おこづかいをもらった日に全部使ってしまうと、次にもらうまで何も買えなくなってしまう。だからこそ、計画的に使うことが大事!
✅ 親子でやってみよう!
・ほしいものリストを作って、計画的にお金を使う練習をしてみよう!
② 貯める(未来のためにお金を取っておく)
お金はすぐに使ってしまうのではなく、「将来のためにとっておく」ことも大切。
例えば、ほしいおもちゃがあるなら、すぐに買うのではなく「おこづかいを貯める」ことを考えてみよう。
✅ 親子で実践!
・「〇〇を買うために、毎月〇円ずつ貯める!」と目標を立ててみよう!
③ 増やす(お金を賢く使う)
お金を持っているだけでは増えないけれど、銀行に預けたり、投資をしたりすると、お金が増えることも。
例えば、銀行に預けると「利息(りそく)」といって、少しずつお金が増える!
(ただし、銀行の利息はすごく少ないから、大人になったら「投資」について学ぶのも大事)
✅ 親子で考えよう!
・「お金を増やす方法ってどんなものがある?」と話し合ってみよう!
お金を大切にするには?
▶ 「ほしいもの」と「必要なもの」を考えよう!
お菓子やおもちゃは「ほしいもの」だけど、ご飯や文房具は「必要なもの」。
お金を使う前に「これは本当に必要?」と考える習慣をつけよう!
✅ ゲーム感覚でやってみよう!
おうちの人と一緒に、お金を使う前に「ほしい?」「必要?」のクイズをしてみよう!
例:
Q. 学校のノートを買う → 必要!
Q. 人気のゲームを買う → ほしい!
まとめ
お金を味方にしよう!
お金の使い方を学ぶことで、大人になっても困らない!
親子で一緒に、お金について話す習慣をつけてみよう。
📌 親向けアドバイス
・子どもには「お金=怖いもの」ではなく、「上手に使えば便利な道具」と教える
・日常生活の中で、お金の話をする機会を増やす
・おこづかい制度を取り入れて、お金の管理を経験させる
💡 親子でお金について話すことが、将来の「お金の知識」につながる!
無理に難しいことを教えようとせず、まずは「お金って何?」「どうやって使うの?」といった基本から、楽しみながら学んでいくことが大事!
さいごに
「子どもにお金の知識を教えるのって難しそう…」と思うかもしれませんが、大切なのは「少しずつ、楽しく」学んでいくことです。
このブログが、親子でお金について話すきっかけになれば嬉しいです!